2020年も残りを数えるばかりとなりました。一般社団法人甲府青年会議所2020年度の終わりを迎えるにあたり、本年の活動に対しご理解ご協力を賜りました皆様に対し、心より感謝御礼申し上げます。
私個人としても青年会議所の特色の一つである40歳での「卒業」を迎える年であり、年末31日をもって様々な区切りを迎えることになります。社会的には区切りの見える状況でもないのですが、その中で年間事業の着地を迎えるということで、あらためて青年会議所活動の意義について考える機会となりました。
活動に際し多くの方を巻き込みながら、年を跨ぐと役員が組織の長から替わり、それまで窓口であった担当者は権限も無く、場合によっては卒業して組織にすら残っていない、昨年やった事業を継続するわけでもない。この組織の在り方については、内外問わず一定のご批判の声も伺います。そして実際のところ、そのような在り方の意味合いについては、一般的にご理解いただける部分、会に所属して一定量の活動をこなさないとご理解いただけない部分あるとも感じます。
しかしながら、毎年理事長、理事役員が替わり、毎年取り組むべき課題を見直し、仮説を立て取り組むことにより組織の流動性が保たれているからこそ、その時節に合わせた事業に取り組めたり、その後の地域を担い得る多くの青年たちに対し、より多くの経験を積ませることができます。地域へと事業を展開し、「明るい豊かな社会」を目指す者を輩出していくことも、私たちにとっての一つの成果でもあります。
とは言え、ご批判をいただいてしまうということについては、やはり私たちの説明不足やビジョンの発信不足もあり、今後私たちが団体として存続していくために今後しっかりと解決していかなければならいことなのでしょう。
来年2021年は甲府青年会議所として70周年を迎える年となります。70年活動を続けてこれたことについて、地域の方々や先人達に感謝するとともに、次の周年を目指し新たなビジョンを描き、発信すべき年であると考えています。新型コロナウィルスの影響もまだまだ続くであろう中ではありますが、私どもの活動に引き続き心を寄せていただければ幸甚です。ご期待に応えられるよう、1月からも会員一同全力で活動してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
最後に、繰り返しとはなりますが、本年も皆様に多くのご支援ご協力を賜りましたことに対しお礼を申し上げ、私からの最後の理事長所感とさせていただきます。一年間、ありがとうございました。