5月が始まりました。例年であれば行楽シーズンですが、本年は日本初の緊急事態宣言下で迎えることとなりました。先月に引き続きとなりますが、新型コロナウイルスに感染された各地の方々、感染・感染防止によってさまざまな影響を被っておられる多くの方に対し、お見舞い申し上げます。また、感染の治療や拡大防止に尽力いただいている関係各所の方に心より感謝を申し上げます。
長期にわたり世界中で緊迫した状況が続いており、終息後に訪れる社会状況についても不安がより増していることを強く感じます。今は、自身や家族、社業を守る時期であり、まずは感染拡大防止への一市民としての協力が大前提であると思います。ただ、その状況下においても、少しでもよいほうに進むよう、少しでもできることを、と考え、4月においてもwebツールの活用による会議や寄付等を通じた社会貢献を行ってまいりました。
例年の5月において、私たち甲府青年会議所の例会として青少年向けの写生大会を開催しておりましたが、本年においてはコンクールということで地域の皆様から応募いただく形での開催といたしました。その中で、本年は山梨交通株式会社様にご協力いただき、受賞された方の絵を掲載したラッピングバスの運行、株式会社オギノ様にご協力いただき応募いただいた絵の展示を行う予定となっております。その時期においてこの災害が収束していることを願ってはおりますが、状況と必要に応じて感染拡大防止の対応はしっかり為すようにいたします。地域の企業各社にご協力いただきながら、こうして私たちの活動が行えることを非常にありがたく思っております。
今できることを探すのは非常に重要であると思います。さらなる長期化の中で仮に(経済の維持等のために)活動が一部解禁となった場合、私たちは感染拡大を防ぎながらもこれまでの生活を再開しなければなりません。そのルール作りを政府や識者に任せるだけではなく、自身の生活に取り込み、より効果を出すためには私たち市民一人ひとりが真剣に考える必要があります。また無事終息した際にも、今回を踏まえて、個々の働き方や大きく言えば世界のルールが変わるのではないでしょうか。
活動そのものはできない中、私たち(社)甲府青年会議所の会員としても、それぞれ自身や周囲を守り、その中で少しでもできることを、そしてさらに、その先の社会を考えたときにできることを探していきたいたいと考えております。抑圧された環境が続きますが、まずは皆様と手を合わせ、地域一丸となって現状を乗り切ってまいりましょう。
皆様には引き続きご自愛いただきますようお願い申し上げ、所感とさせていただきます。