日ごと寒さを増す中、皆様ご健勝にてお過ごしでしょうか。早いもので、今年も残すところ2か月となりました。
日々に追われる中、一年はあっという間に過ぎるもので、本年計画されている当会議所の活動も残りを指折り数えられる程になり、対外的事業としては、先月行われた青少年向け事業が最後となっております。子どもたちにミュージカルを通して様々な視点を経験していただく、という内容でしたが、まずはお子様の背中を押し、参加させていただいたご父兄、また感染拡大防止に努める中でご協力・ご助力いただいた関係各位に対して感謝申し上げます。
国外、特に欧州などで新型コロナウイルスが再び猛威を振るい始め、Gotoの影響か国内各地でも少しまた感染者が増えてきたように感じます。このまま治療方法が確立されるまでは、何かを行う際、事の軽重問わず、官民問わず、活動を行うべきか控えるべきかを迷い、決断しながら進めていく日々が続くことになるのだろうと思います。
世の中も、私たち甲府青年会議所も、本年はこの状況に対応していくための基盤づくりに終われた一年となっておりますが、ただオンラインへの置き換えをするだけでは足りないものがあります。前述の青少年事業、その中で子どもからも「今年は運動会も外出もなかなかできないのでよかった」と言っていただきました。感染を広げてしまうことは老若問わず避けるべきことですが、今、このときも成長し続けている青少年に対し、機会が提供できない現状はやはり憂慮すべきことと痛感しました。その一方で、活発な活動の中での防疫の難しさもあらためて認識させられたことも事実です。
甲府青年会議所の2020年度、私が理事長として活動する一年は間もなく終わりとなりますが、社会問題に区切りはありません。明るい豊かな社会を目指す団体として、未来を見据え、活動していかなければと強く感じております。
引き続き多くの方にご協力をいただきながら、さらに前進してまいります。どうぞよろしくお願いします。